前田農産

香り豊かな小麦畑

前田農産の小麦たちMaeda Farm's Wheat

十勝の風土に育まれた、
唯一無二の小麦。

前田農産では、秋蒔き小麦2品種と春蒔き小麦2品種、合計4品種の小麦を栽培しています。それぞれの品種が持つ特長を最大限に引き出すため、栽培から収穫後の乾燥・保管の管理体制も徹底しており、小麦の風味や香りを損なうことなく、最高の状態で次の工程へとバトンをつなぎます。
こうしてできあがるのが、「前田農産の小麦粉」。
それは単なる“北海道産”ではなく、前田農産だからこそ生み出せる、農家製粉ならではのオリジナルブランドです。パン職人や製菓のプロはもちろん、ご家庭での手作りを楽しむ方にも、「素材の力」を感じていただける小麦粉をお届けします。

きたほなみKitahonami

きたほなみ Kitahonami

中力粉

秋まき小麦

種まき・・・9月中旬~10月初旬
収穫・・・越冬して、翌年7月下旬~8月上旬

母:穂発芽に強い「きたもえ」
父:収穫量の多い「北系1660」

パウンドケーキ、クッキーなどの菓子に加工するとしっとりとしているのにホロリと軽やかな食感が楽しめます。製めん適性が高く、色がきれいなうどんになります。

パウンドケーキ、クッキーなどの菓子に加工するとしっとりとしているのにホロリと軽やかな食感が楽しめます。製めん適性が高く、色がきれいなうどんになります。

思い出エピソード

北海道だけでなく日本の小麦の安定生産に 欠かせない品種。
ホクシンという前身の小麦から収量性、耐病性、製粉性、製めん性と文武両道小麦?という優等生は日本の至宝小麦。うどんでもよしですが、パウンドはしっとりホロホロとするお菓子にも使えて、さらに、パン用小麦のブレンドに使える二人三脚できる小麦。前田家ではクリスピーピザにしてもサクサクして美味しいし、長女が誕生日ケーキを作るたびにしっとりとしたパウンドにチョコクリームをつけてくれてたり、家族のお祝いにかかせない品種がきたほなみです。

はるきらりHarukirari

はるきらり Harukirari

強力粉

春まき小麦

種まき・・・4月中旬
収穫・・・同年の8月下旬

母:(C9304×Katepwa)F1
父:穂発芽に強い「春のあけぼの」

作業性に優れ、捏ねるとすぐに滑らかな生地になります。あっさりとした味で、素材の味を生かせるので、菓子パンにも食事パンにも向きます。北海道内では耕作面積が少ないので、希少な品種です。

作業性に優れ、捏ねるとすぐに滑らかな生地になります。あっさりとした味で、素材の味を生かせるので、菓子パンにも食事パンにも向きます。北海道内では耕作面積が少ないので、希少な品種です。

思い出エピソード

はるきらりっていう穂発芽にも病気にも強い春まき小麦がでるようだ?と農業試験場で聞き、十勝でも春小麦栽培を!と2009年~11年十勝春まき小麦PJがスタート。
しかし、パン屋さんや食べる人はどう思うのか?そこでパン屋さん達に小麦畑に来てもらおう!と始まったのが、十勝ベーカリーキャンプ2009(現 北海道小麦キャンプ。春よ恋とはるきらりの隣畑でバケットの食べ比べを、帯広市のはるこまベーカリー栗原シェフにやいてもらい、皆で食べたのでした。パン屋さんと小麦畑をつないでくれた品種、それが“はるきらり”です。

キタノカオリKitanokaori

キタノカオリ Kitanokaori

強力粉

秋まき小麦

種まき・・・9月中旬~10月初旬
収穫・・・越冬して翌年の8月上旬

母:耐冬性に優れ、収穫量の多い「ホロシリコムギ」
父:短桿、耐病性に優れた、ハンガリー品種「GK Szemes」

小麦の芳醇な香りにファンが多い品種です。クリーム色の粉色も魅力のひとつ。モッチモチのパンが焼けます。また、ホームベーカリーでも美味しいパンが焼けます。

小麦の芳醇な香りにファンが多い品種です。クリーム色の粉色も魅力のひとつ。モッチモチのパンが焼けます。また、ホームベーカリーでも美味しいパンが焼けます。

思い出エピソード

この小麦ないと困るんです!というパン屋さん達の声。プロ向け不動の人気を誇るのがキタノカオリかもしれません。収穫時期の雨に弱い、低温続くとパン生地たれしやすいといっても、小麦自体が美味しい!という品種。
一番の思い出は2009年、収穫期に小雨だったにもかかわらず、明日じゃないて今助けないと、パン屋が困る(当時は売り先なかったんですが(;^_^A)とスタッフたちと小雨の中、ずぶ濡れでコンバインで収穫したこと。なんでも簡単にあきらめるな!と教えてくれたのキタノカオリちゃんでした。毎年、ドキドキさせられるおてんば小麦ちゃんです(笑)

春よ恋Haruyokoi

春よ恋 Haruyokoi

強力粉

春まき小麦

種まき・・・4月中旬
収穫・・・同年の8月中旬~下旬

母:収穫量の多い「ハルユタカ」
父:良質性と耐病性に優れる「stoa」

しっかりと膨らみ、ふっくらモチモチのパンが焼けます。小麦の自然な甘みが魅力。パン用粉の中では一番人気。また、ホームベーカリーでも美味しいパンが焼けます。

しっかりと膨らみ、ふっくらモチモチのパンが焼けます。小麦の自然な甘みが魅力。パン用粉の中では一番人気。また、ホームベーカリーでも美味しいパンが焼けます。

思い出エピソード

思いでの春よ恋は2004年産。初めて栽培してみよう!という私に、父である社長の“大丈夫か、春小麦なんか?俺ははるゆたか“で3年のうち2年は穂発芽で収穫できなかった。”と疑心暗鬼で栽培し、その年収穫後に地元の満寿屋商店の杉山さん(現社長)がきて、原麦を粉にして食パンをやいてもってきてくれたこと。その時の春よ恋が“自分のところの小麦でもパンはできるんだ!”という発見と、家族で食べた初めての自家製(生産が)のパン。父も母も私も妻も、なんとも言えない不思議でうれしい顔だったのを覚えてます。まさに恋した小麦でした。

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